Special thanks


● こども探検部 ・・・ きさいち植物園で1年間だけの期間限定活動をされていたことろに、現代表・岩渕が参加したのが初めの出会い。大切にされてきた『センス・オブ・ワンダー』という精神は、そのまま受け継がせていただいています。こども探検部長ひろみちゃんは現在、いしころえんの「制作の日」を担当してもらっています。

● はだしっ子 ・・・ かつて交野市で活動されていた自主保育グループ。いしころえん立ち上げの際は、当時の活動の様子をお話しいただき、同じ思いに胸を熱くしたのをおぼえています。「手を出さない」「口を出さない」「目をはなさない」というコンセプトや、ミーヨン著の詩『ころぶ』も、そんな先輩から受け継いだ宝ものです。

 

● 植物園ファンクラブ ・・・ 緑のなかの素敵な一軒家(通称=小屋)を貸していただいております。小屋の横には自然農法で育てられている畑があり、週に一度はこちらで畑仕事と泥んこ遊び。子どもも野菜もたくましい!


「いしころえん」の名前の由来にもなった『ころぶ』という詩をご紹介します。

 

子どもたちの出会う驚きや発見、仲間との衝突や悔しい気持ち。

すべての一瞬をからだいっぱいに感じてほしい!

私たちは、葛藤と希望とともに、彼らと見る新しい景色がとても楽しみなのです。


ころぶ

 

ごろごろころがり落ちて行く石ころを、

ゆくさきなど考えることもなく追っていくこども。

そのうしろで、

不安で声をかけずにはいられないおとな。

気をつけて!ころばないように!

 

石ころのように、階段からころがり落ちて、

最後の段で仰向けになって対面する空。

空からふりおちる雨に遭遇する。

模様の入った、真昼の白い月に遭遇する。

怒鳴るかみなりに遭遇する。

ころんだ傷跡がぎしぎし痛む。

身体を起こし、地面と垂直になる。

石ころを、また追っていく。

 

ころんでみて初めて見える世界がある。

ころんでみないとわからない世界がある。

気をつけることが多すぎていやになる。

気をつけてと言いすぎていやになる。

 

ころんだら痛いから気をつけてほしいけれど、

ころんだことのない人間になってほしいわけではない。

 

(いまここにいるよ 偕成社 ミーヨン著より)